お知らせ

セブ島研修(2019年3月~4月実施)

3月23日から4月1日まで、中学3年生と高校1年生の計30名がセブ島研修に参加してきました。この研修の大きな目的は英語の集中レッスンを受けることとボランティアを通してカトリックの精神に改めて触れることです。セブ島の全寮制英語学校で、マンツーマン・グループレッスンを1日合計8時間受けます。最初は戸惑ったり、恥ずかしがったりしてなかなか積極的に話すことができなかった生徒たちも、優しくて教え方が上手なフィリピン人の先生方に教わって、次第に自信を持って話すことができるようになりました。

最初の週末は「アイランド・ホッピング」で、オランゴ島に行きました。マングローブの植樹体験をしたり、野鳥保護区で珍しい野鳥の観察をしました。目の前に広がる青い海と白い砂浜に生徒たちは大歓声を上げていました。

次の週末は、カトリックの支援団体主導で30年以上続けられている学習・生活支援の活動(「アウトリーチ・プログラム」)に参加しました。海外から財政的な援助を受けて学校に通っている奨学生と交流し、彼らの暮らす家を訪れました。カリタスもこの援助に参加しています。援助のお金で買った米や麺の配給のお手伝いをしました。本校が里親として支援をしている子供に会ったり、奨学生たちの自宅を訪問し、日々の生活に触れ、その後奨学生との分かち合いでお互いにどんなことを感じたのかを語り合うといった活動を通して、現実を自分の目で見て、自分たちに与えられた環境で、今何をすべきなのか考える研修となりました。 また、栄養失調の子供を預かる乳児院も訪れ、そこで働くシスターたちのお手伝いもしました。人なつこい孤児たちと触れ合う時間の中で、「幸せとは」「生きるとは」「親の存在とは」何かといったことを考えながら取り組むボランティア活動となりました。

5日間の研修を終えての卒業セレモニー。全員が1時間も欠席することなく、パーフェクトに研修を終えることができました。

今回の研修では英語力に磨きをかけただけでなく、日本ではできない貴重な体験を通して大きく視野を広げることができたはずです。