中高クリスマス会
- 行事・生活
本日12月21日、中学高等学校ではクリスマス会が行われました。
今年度のテーマは「幸せって何だろう」です。
生徒たちは11月からのロングホームルームの時間や、19日・20日午後のクリスマス準備時間を使って、学年ごとに街頭募金活動や里山緑地整備活動、近隣施設に送るクリスマスカードやカレンダー、ステンドグラス風の飾り作り、フィリピンの貧しい子どもたちへ贈るポシェットや支援巾着バッグ作りなど、様々な活動を通して他者のために働くことの大切さとそれによって感じられる豊かさについて、今一度考える機会を持ちました。
本日はまず第一部として、「国境なき医師団(MSF)」ファンドレイジング部の宮原契子様にご講演いただきました。
国境なき医師団の活動について教えていただき、また「幸せって何だろう」という問いについて考えるヒントをいただきました。明日の命も分からないような紛争地域で暮らす人々が国境なき医師団のスタッフを思いやる姿に関するお話や、1914年のイギリス・ドイツのクリスマス停戦についてのお話、そして国籍・言語・宗教などあらゆる「分からないこと」の「境目」を越えて人々は交わり支え合うことができるという宮原様の力強いお言葉に、生徒教員一同励まされるような思いがいたしました。
講演の後、高校2年生のクリスマス委員会がファシリテーターとなり、各クラスでグループに分かれて各々が考える幸せについての分かち合いを行いました。私たちにとっての当たり前の幸せは、誰かにとっては当たり前でないということや自分がいかに恵まれた環境にいるかということを再確認し、困っている人・傷ついている人に対して自分たちができることは何かということを確かめる時間となりました。
第二部はクリスマスミサでした。司式は学園チャプレンの保久要神父様です。
感染症予防対策のため、講堂には2学年のみが集まり、ミサの様子は各教室へ中継しました。講堂とクラスに分かれつつも、皆が心を一つに静かに祈りを捧げることが叶いました。