中1 オリエンテーションキャンプ
- 行事・生活
中学1年生は一足早く中間テストを終え、5月26日(金)・27日(土)に富士山麓のYMCA東山荘へオリエンテーションキャンプに行きました。
オリエンテーションキャンプは、クラスメイトとの交流を深めること、自然に親しむこと、生かされている喜びを味わって友と共に感謝することを目的として行われます。感染症流行の影響で中止が続いていましたが、今年は4年ぶりに開催することができました。
初日は、YMCAのスタッフの方もなかなか見ないという見事な晴天に恵まれ、富士山が山頂までくっきりと見えました。御殿場口から少々山道を登って汗をかいた後、裾野を見下ろして涼しい風を感じながら食べる昼食は格別でした。帰り道はスタッフのガイドのもと、御殿場ルート名物「大砂走り」を体験し、足がザクザクと砂に埋もれる感覚を味わいました。生徒たちからは歓声とも悲鳴ともとれるような声が上がっていましたが、貴重な自然体験の機会を心から楽しむことができたようです。
東山荘では、「心の交流プログラム」を通してクラスメイトのことを改めて知る機会を得たのち、「夕の祈り」に参加しました。友人との関わり方を変えたことで自分の中にも良い変化があったという校長先生の講話に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。その後、1年後の自分にあてて手紙を書きましたが、誰もが集中してペンを走らせていました。どのようなメッセージを綴ったのでしょう。
2日目は、再び「心の交流プログラム」を行い、過酷な状況から脱出するには何が必要かという問いについてグループで話し合う活動を通して、生徒たちはお互いに気持ちよくディスカッションを進めるにはどのようにふるまえばよいかいうことを、自然と意識するようになっていたようです。
オリエンテーションキャンプの締めくくりは、「祈りの集い」です。理事長先生からは天国と地獄のたとえ話をふまえて、皆が幸せになるには支え合い助け合うことが大切であるというお話があり、それぞれに日々の生活での自分の在り方を見つめ直すことができたようです。そして、聖歌を歌いながらの粛々とした雰囲気の中で、1年後の自分への手紙をポストに投函しました。
往復のバスの中や宿での自由時間にも大変賑やかで明るい声が聞こえ、教員たちもほっとする思いでした。オリエンテーションキャンプを無事に終えられたことをありがたく思うとともに、生徒たちが今回のプログラムを通して感じたことや学んだことを生かして、学校生活でも皆が幸せに気持ちよく過ごせるよう、お互いを思い合って行動する人となることを祈っております。