nt Voice!!知識を獲得したうえで探究的な学習を実現中学は1・2年で地理と歴史を、3年で歴史と公民を学習します。また、高校1年では、自分の追究したいテーマをもとに、約4000字の「年間研究レポート」を作成します。中3の終わりから資料の集め方などを学び、社会科の全教員が指導にあたります。その際に、「テーマの深め具合が妥当であるか」、「適切な資料やエビデンスに基づいて、自分の意見を述べているか、」などを確認し、生徒が自分なりの結論を導いていけるようにサポートをしていきます。また毎年、夏休み明けには、中1から高3までの全学年で、社会科の基礎知識を問う「ソシアルマエストロテスト」を実施しています。本校は、探究的な学びを大事にしていますが、ものを考え、探究していくにも、知識がなくてはできません。事前にしっかり知識を獲得し、それらを活用できる授業を展開したいと考えています。ただ、得た知識のすべてが、何かに生かされるわけではありません。しかし後になって、「これは、こういうことだったんだ」と重要な気付きになったり、未来の判断が必要な時、歴史を学んだことが大きな意味を持ったりすることも多くあります。生徒たちには社会科の学びが役立つかどうかにとらわれず、知的好奇心を育み、知ることの楽しさを存分に味わってほしいと願っています。社会知的好奇心を育て知る楽しさを味わう学びに生徒の声 Stude社社会会科科教教諭諭I.Nさん個性豊かな社会科の授業展開社社会会科科教教諭諭多様な授業形態で興味関心を社会科の教員は個性が豊かで、それが授業にも表れています。ものすごく知識の豊富な先生や、雑学が面白い先生、問題解決の主導が上手な先生が、さまざまな授業スタイルで、生徒の興味関心を引き出しています。社会科のフィールドは広く、授業では新しい発見や学びがいっぱいです。年間レポートのための探究活動は学校の外へも広がり、様々な出会いは、自分を大きく成長させる一歩になります。一緒にワクワクを体験しましょう!水水島島直直宏宏高校1年[年間研究レポート]社会科では約40年前から、高校1年生全員に「年間研究レポート」の作成を課しています。その目的は大きく3つあり、①中学の3年間で学んだ地理・歴史・公民の3分野を「総合して考える力を養う」こと、②現代の諸問題に対して、「自分なりの解決策を考えて文章にまとめる」こと、③資料の収集の仕方を含め、「本格的なレポートの書き方を学ぶ」ことです。レポート作成にあたり、テーマの設定、資料の探し方、レポートの構成や書き方などについて、社会科の全教員が指導をします。最後はレポートをもとにプレゼンテーションを行います。ICT機器を活用した授業iPadや電子黒板を使用して、意見の共有や発表、動画の資料を視聴するなど、ICTを授業に活用しています。19世紀の音楽など、社会科では音声のある資料を用いることも多く、動画や写真などと合わせて活用して、学び方の幅を広げています。久久保保寺寺慶慶
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