私がカリタスに入学するきっかけとなったのは、2年間スイスで学んだフランス語を続けたいと思っていた私に、両親がパンフレットを渡してくれたことです。1年生の後期から途中参加だったので慣れないこともありましたが、周囲の友人たちがサポートしてくれたおかげで馴染むことができました。文化祭で垂れ幕を製作するために最終下校まで残っていたことは忘れられない思い出です。 2年生から英語のアドバンストクラスに所属し、英語力だけでなく情報を発信する力も伸ばせたことも大きな強みになりました。受験でも英語を武器にできたのは、ここで鍛えられたからだと思います。また友人たちと黒板アート甲子園に出場するなど、伸び伸びした学生生活を過ごしていました。高校では理系に進み、そこで化学や数学で能力を伸ばしてくれる先生方に出会い、やりがいを感じながら勉強をしていました。その延長で化学という教科に興味を持ち、大学でも化学を専攻しようと考えるようになりました。また、学校の授業や課外のゼミを活用して思考力、表現力を付けていました。私は中高6年間を通して演劇部に所属していました。新型コロナウイルスが流行する前の演劇部は放課後の活動に加えて大会前の休日練習もありとても忙しい部活でした。しかしこれほど忙しい部活だったからこそ、家に帰ってから「今日は部活があったから勉強ができない」と考えるのではなく「今日は2時間しか勉強できないから集中しなくてはならない」と考えるようにして集中して勉強することができていたと思います。逆に部活がない木曜日は時間が無限にあるように感じて怠けてしまったこともしばしばです。高校2年生で部活を引退した後の受験期はカリタスの先生方が受験へのサポートを全力で行ってくださりました。特に世界史の大論述と地理の論述については何度も答案を添削していただけたことが本番の結果へ繋がったと思っています。また高校3年生専用のホームベースでは一緒に受験に向かって努力している同級生とともに集中して自習することができ、長期休みの自習スペースとして活用させていただきました。周囲のサポートで充実した6年間に全力で駆け抜けたカリタスでの日々L’école secondaire Caritas 共に学んだ仲間たちとの挑戦!各々の得意分野を活かしてテーマと構成を練り、春休みを利用して黒板アート甲子園に出場しました。このときの友人たちとは今も親しく交流しています。自分の思いを表現し続けた6年間思い出がたくさん詰まった講堂で、顧問の先生と話していると演出した日々が蘇ってきました。自分が書いた脚本が仲間たちによって舞台として完成する感動は忘れられません。卒業生Caritas Guide Book / 20CARITASGUIDE BOOKカリタスの「読む」ガイドブック東東京京大大学学文文学学部部慶慶應應義義塾塾大大学学理理工工学学部部禰禰宜宜田田絵絵美美ささんん小小出出莉莉紗紗ささんん
元のページ ../index.html#21