各教科でも、生徒たちは探究的な学びを経験します。ある時にはグループで、またある時には個人で、
「問う」「調べる」「考える」「表現する」「振り返る」を繰り返しながら、自ら探究する力を育てていきます。

理科 タマロジー

身近な自然を活用したフィールドワーク

身近な自然である多摩川や多摩丘陵についての学習を「タマロジー(Tamalogy)」と名付け、総合的に取り組んでいます。実際に自然の現場に出かけていき、地質調査や植物・水生生物の観察をするフィールドワークによって、大きく複雑な自然環境を理解しています。

理科 実験・観察

中学1・2年生では週1回の「実験の授業」を実施しています

生徒一人ひとりが、自ら考え実験・観察できるように、中学1・2年次は、ハーフクラスにした上で、3人班で実験・観察に取り組みます。中学3年次以降に行う実験の基礎技術を学ぶとともに、様々な可能性を考え検証する探究プロセスの基礎も学んでいきます。

理科 研究レポート

レポートを書くことを通して、思考力と表現力を育みます

中学1年時には、お気に入りの木を1本決めて1年間にわたって観察する「樹木ウォッチング」と生田緑地における「地学実習レポート」を、中学2年時では、多摩動物公園における「動物園実習レポート」を課題にしています。レポートは、自分が問い、調べ、考えたことをまとめ、相手に伝えるためのものです。生徒はここでもi-Timeで学んだ探究のプロセスを活用し、レポート作成に取り組むことになります。

国語 学芸コンクール

文学を読み、感動を自分の言葉で表現します

中学生は学年ごとに設定されたテーマに沿って戦争文学を読み、自らの言葉で感想文を仕上げます。高校生は、現代文部門では森鷗外や夏目漱石をはじめとする近代文学の作品論や作家論を書きます。また、古典部門では日本の古典文学作品を読み、描かれている文化や登場人物の人柄に思いを馳せ、オリジナルの現代語訳を作ります。

社会 高校1年生年間研究レポート

自分でテーマを選び、1年間かけてレポートを作成します

現代社会の様々な課題の中から自分でテーマを選び、「問い」を立てます。指導教員とやり取りを重ねながら、資料を集めて考察を加え、自分なりの結論を導き出します。プレゼンテーションなどの課題にも取り組みながら、最終的には4000字のレポートを書き上げます。思考力はもちろん、情報リテラシーやレポート作成スキルなど、大学進学後にも求められる力を育みます。

教科横断型授業

物事を多面的に学んで考える力を育みます

古典文学作品に描かれた事象を物理実験で再現する、理科実験の結果を英語で報告する、ジェンダー問題をフランス語でプレゼンテーションする、身近な食材を調理して酵素の働きを調べるなど、教科横断型の学習も取り入れています。複雑な現代社会を生き抜くために、異なる教科を連携させて、物事を多面的に学んで考える力を育みます。