中3カトリック倫理 授業の風景
- 探究的な学び
後期最初の中学3年生のカトリック倫理では、「世界市民になろう」をテーマに、食を通して多様性を学ぶ授業を行いました。
教材は、世界のさまざまな国の家族写真です。
そこには、家族のメンバーとともにその家族が食べる1週間分の食糧が写し出されています。
生徒たちは3~5人程度のグループを作り、それを見ながら気づいたことを、写真の余白にメモをしていきます。
2~3分経ったら写真を他のグループにまわし、また別の写真を見て話し合います。
他のグループが書いたメモも参考にしながら、それぞれの写真がどこの国なのかを考え、ワークシートに国名を記入していきます。
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「食」は人が生きていくために欠かすことができないものであり、大変身近な問題です。
授業の後半では、写真をきっかけに世界の宗教やそれにまつわる食文化などを紹介し、文化的多様性について学びます。
異なる背景を持つ人たちと出会ったとき、自分の中にどのような偏見があるのかを考え、柔軟に行動できる力を培っていきます。
なお、この授業では「開発教育協会(DEAR)」(http://www.dear.or.jp/)発行の教材を使用しています。