高3理数コース化学 授業の風景
- 探究的な学び
本校では高校2年生から3年生にかけ、理数コースにおいて化学を必修科目として履修します。
高校3年生は夏以降、入試に向けての演習がメインになっておりますが、演習の合間に化学実験も行っています。
今回は、印象に残る実験として「におい」についての実験を行いました。
実験では、複数の試薬を入れしばらくお湯につけた後、においがどのように変化するかを観察しました。そして、お酢のにおいがしていたものが青リンゴや洋梨のにおいに変化するなどの化学変化の不思議を簡易レポートにまとめました。
これはエステルの化合実験の一つで、酢酸(お酢)にエタノールと濃硫酸を混ぜ合わせると、青リンゴや洋梨のにおいに近い甘い香りのする物質ができるというものでした。生徒たちは他にも、サリチル酸にメタノールと濃硫酸を混ぜ合わせ、湿布のにおいのもととなる物質を作る実験も行いました。
高校3年生にとっては最後の理科実験となりましたが、とても楽しそうに実験に取り組んでいる様子でした。これまでの実験等での経験を活かし、理系大学などへ進学した後も引き続き頑張ってほしいと思います。