中1i-Time福祉・人権の探究 授業の風景
- 探究的な学び
中学1年生のi-Time(探究)では、「みんなが安心して暮らせる社会を創るためには何が必要か?」という問いについて、1年を通して様々な角度から考え、探究していきます。
最初のテーマは「福祉・人権」です。授業の中では、クラスごとのサブテーマをふまえてグループごとに問いを立て、調べ学習を進めています。
6月最後のi-Timeの授業では、これまでに調べて分かったことをまとめ、グループ内で発表し合う中間報告の時間を設けました。発表形式は自由で、ワークシートにキーワードを書き込んだものを見せながら発表する生徒もいれば、iPadにポイントをまとめて示す生徒もおり、グループメンバーが聞きやすいように、めいめいに工夫することができていたようです。質疑応答を経て、さらに調べるべきことは何かを探ることができました。夏休みの間にさらに調査を進め、答えを出すためのヒントを見つけていきます。
前期期末テスト後には、バリアフリーやユニバーサルデザインに関わる体験学習に取り組みました。
クラスごとに分かれて、ボッチャや車いすバスケットボールに挑戦したり、点字器やユニバーサルデザイングッズにふれて実際に使ってみたり、児童養護施設「川崎愛児園」の職員でいらっしゃる小田浩子様をお招きしてお話をうかがったりと学びを深めました。調べるだけでは分からなかった「バリア」に気づき、本当の意味でのバリアフリーとは何かを考える良い機会になったようです。真剣な顔に、笑顔に、生徒たちの様々な表情が見られました。
マルグリット祭では、i-Timeの学習を生かして、中学1年生の教室に探究学習のポスター展示と体験コーナーを設けます。この日は、早速準備を始めているクラスもありました。