中学国語 書写 授業の風景(昨年度)
- 探究的な学び
本校では例年1~2月の中学生の国語の授業にて、硬筆・毛筆の書写を行います。
昨年度の授業の様子と生徒作品をご紹介します。授業の初めこそざわざわとしているものの、いざ作品に取りかかるとなると静寂が広がり、ほどよい緊張感をもって文字と向き合う生徒たちの姿が印象的に残っています。完成した作品を見ると、どれも個性が光っていました。それぞれの学年によって課題も様々で、生徒たちが筆文字の文化に親しめるよう工夫が見られます。
中学1年生は、基本に立ち返って楷書の復習です。書写の教科書のお手本をよく見て、硬筆では『竹取物語』の冒頭を、毛筆では「天地」・「いろは歌」を丁寧に書写しました。
中学2年生は、行書に挑戦します。「新緑」・「喜びの声」を半紙に書写し、また、小さいサイズの紙に「今年の抱負」や「願い」を表す一文字を書きました。名前の下には赤い色鉛筆で落款風のデザインを施しています。
中学3年生は、好きな一文字とその文字からイメージする言葉をそれぞれ自由に考え、整った文字で大切に書き、一つの作品に作り上げました。めいめいで考えた言葉が、一つの詩のようになっています。こちらも落款風のデザインを施しました。