中高マリア祭
- 行事・生活
5月はカトリック教会ではマリア様の月です。このマリア月は、本校では聖母の象徴の白ゆりの香りとともにやってきます。毎年、学校中がゆりの花の芳香で満たされると、マリア様のやさしくて強い気高さに学校が包まれていくような気がします。
今年のマリア祭は、卒業した60・61期生の後援会の寄付で新たにお迎えしたマリア像のお披露目の目的のため、中高合同で講堂で行いました。
第1部は、カトリック倫理を教えてくださっているアネタ・プォネツカ先生のお話でした。ポーランドから宣教師としていらしたアネタ先生は、マリア様がイエスのお母さんであると同時に私たちのお母さんであること、話さなくても私たちの気持ちをよく分かってくれ、私たちの祈りを神様に届けてくれる存在であることなどを語ってくださいました。また、ご自分の巡礼の経験から、人生の悩みや不安を全てマリア様の前に置いてくることができたこと、マリア様と神様がやさしくて大好きな存在になったこと、マリア様を通して神様との親しさを感じることができたことを話してくださいました。
その後、祈りの時間に続き、第2部のミサでは学園チャプレンの神父様が「みことばの通りになりますように」と、自ら神様のはたらきの一部を引き受けることを選んだ10代のマリア様の積極的で自立した姿をお話くださいました。
マリア様と共に過ごした私たちの様々な思いを、神様はきっとマリア様を通して受け取ってくださっていることと思います。
私たちもその時が来ましたら、安心して自分の人生を引き受ける勇気を持てますように。