お知らせ

国語科企画 2024年度カリタスかるた女王決定戦

1月22日(水)の放課後、国語科企画として毎年恒例の百人一首大会を行いました。「カリタスかるた女王(クイーン)決定戦」と題したこの百人一首大会は、全校から有志の生徒が集まり、散らし取りで取った札の枚数を競い合います。

冒頭には、かるた部による競技かるたの実演がありました。整然と並べられた札を前にして部員たちが醸し出す張り詰めた空気に、思わず姿勢を正す生徒もおりました。

そして、いよいよ百人一首大会が始まると、和やかな空気になるものかと思いきや、どの生徒も息を詰め真剣な眼差しです。読み手の声を待つようにすうっと静寂に包まれる時間は、生徒達の静かに燃え盛る闘志が感じられ、なんとも言えない高揚感を覚えました。

ところで、かるた部員と一般の生徒たちとでグループを分けたのですが、グループを一つ一つ回って見ていると、「向こうのグループに行きたかった……。」という声が聞こえてきました。声の主たちは中一かるた部員で、かるた部ではない生徒たちのグループを羨ましそうに見ています。理由を尋ねてみると、「(かるた部ではない)向こうのグループは、札を取るとみんなに褒めてもらえるけれど、(かるた部員ばかりの)こっちのグループは悔しがられる……。」といいます。確かに、札もクールに取りますし、誰かが札を取ると、「見えていたのに……!」「あとちょっとだった!」という声が聞こえてきました。なるほど、好敵手同士の真剣勝負になっていたわけですね。

優勝は、58枚獲得の中学3年生の生徒で、二年連続のカリタスかるた女王でした。2位に56枚獲得の中学1年生、3位には44枚獲得の高校2年生が続きました。

百人一首大会の後には、皆でおしるこを食べながら健闘を称え合いました。百人一首に興じながら学年を越えて交わる楽しいひとときとなりました。

競技かるたの実演

いざ、始めむ

校長先生もご一緒に

おしるこでほっと一息